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私は人の持っている内面 と外面、陰と陽、心の矛盾など相反する部分、本質的な部分をテーマに、主に 木を素材とした彫刻を制作し活動を行っています。また木の持つ不思議なエネルギーに魅せられ、その木の放つ色や香り、音、感触など五感に訴えてくるものを大切にしてきました。 97年頃からは、"人(社会)と自然の関係"をテーマに、人がどの様に自然と関わっているか、また今後ど のように自然と関わっていくべきなのかという問題について、様々な視点から捕らえ作品を展開し始めました。このテーマを基に99年からは"MEMORY OF THE EARTH"<大地の記憶>と題した作品の中で、まず大地に根を張る"木"その物に焦点をあて、地上と地下(目に見えるもの、見えないもの)という対照的な2つの世界の表現を試みました。また新たに2001年には"人と木"の関係をテーマに、林業の街 静岡県天竜市で4ヶ月間、アーティスト イン レジデンス(滞在制作)"レジデンス イン 天竜"を行いました。ここでは地元の素材を使い、また住民と関わりながらその土地ならではの作品制作に取り組み、最終的に"休-hitotoki-"という展覧会を天竜市立秋野不矩美術館にて開催しました。 現代社会の中では人と人、人と自然のバランスが崩れ、あちこちで軋みが生じています。この社会に生きる私自身がここで感じる事、今最も大切もの必要なもの、内に潜む本質、そして様々なメッセージを、木という素材を通 してこれからも作品の中に刻んでいきたいと思います。
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